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オンド・マルトノとピアノのコンサート コンサート第2話 第091号 2007年10月23日 火曜日 曇り時々晴れ 名古屋市の中心部にある「宗近ホール」で、ランチタイム・コンサート「オンド・マルトノの不思議な世界〜ピアノとともに〜」という名のコンサートを鑑賞した。「オンド・マルトノ」という楽器は、パンフレットによると、オンド:フランス語で「電波」を意味する。マルトノ:この楽器の発明者「モリス・マルトノ」の苗字である。と言う説明が書かれていた。 この楽器は、1928年にフランスで発明されたもので、現在では製造されていない。現在の電子楽器の元祖的な存在であるようだ。音自体は、現在の電子楽器との共通点が多いと思う。かなり昔は、フランスで代表的な楽器の一つに数えられていたが、今では演奏者も限られているようである。 本日のこの楽器の演奏者は、市橋若菜さんといい、千葉大学教育学部卒業、同大学院終了。現在は東邦大学の付属中・高の非常勤講師を務めている。一方、ピアノの演奏者は、本荘麻梨さんといい、フェリス女学院大学音楽学部卒業である。 演奏曲の作曲者は、柴田恭男氏で、愛知県立芸術大学音楽学部作曲専攻卒である。現在名古屋音楽大学の非常勤講師を務めている。 プログラムに従って演奏されたが、まず、アンドレ・ジョリヴェ:呪文〜像が象徴となる為の〜が最初であった。この楽器の音を聴いて、大きな鋸?で演奏するのを連想してしまった。音自身は、ソフトさとシャープさを併せ持つ不思議な体験であった。ピアノの音との相性はあまりピッタリの感じは受けなかったが、ピアノよりは、この楽器の存在感が強いように感じた。 ドビッシー:アラベスク 第1番、サティ・ジムノペディ 第1番、同じくジュ・トゥ・ヴ、と進み、ミカエル:月の典礼の5曲が続いた。 最後に、秋のシーズン真最中の、宵待ち草、赤とんぼ、里の秋、水の記憶と進み、柴田恭男氏作曲の新曲初演の「オンド・マルトノとピアノのための“ヴォランタリー”」を演奏した。ここで柴田恭男氏本人が登壇して、挨拶と作曲についてのエピソードを披露した。会場は、老若男女8割程の入りであったが、万来の拍手に促されて演奏者が再登場し、アンコール曲を演奏した。 今日の、この珍しい楽器について、市橋若菜さんより、とても分かり易い解説があった。本体は電子ピアノの格好をしており、スピーカが4個ついている。その内の一つは、蓮の葉の形をしており、この楽器のシンボルになっている。このコンサートを聴いて、題名のとおり、とても不思議な体験をしたと思っている。(続く)orange007 |
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